どーでもいいBL小説部屋

創作BL小説を挿絵付きで書いています
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The thought exceeding a time #3




「・・・・・・おい!ちょっと!君、大丈夫?おい!」
栖「・・・・んっ・・・・?・・・・」


目を開けると知らないお兄さんが俺の肩をゆすっている
俺は身体を起こした

栖「あれ・・・俺、なんで・・・ここ、どこ」
男性「・・・大丈夫?見たところどこも外傷もないから事故ではなさそうだけどさ」

何か・・・何か、おかしい

俺はあたりを見回して直感的にそう、思った

小説3挿絵3

確か・・・・俺はお父さんの部屋でアルバム見てたら結構大きな地震があって・・それからーーー

男性「あんた、そこの中学生とかか?こんな時間に中学生が一人で歩いてたらだめじゃん」
栖「いえ・・俺、家にいてそれで、地震あって、だけど光に包まれてそれで・・・」
男性「・・・・・なんかどっか打った?地震なんてなかったよ。家、どこ?途中まで送るし」
栖「ここ・・・どの辺ですか。こんなとこ、俺知らない・・」

辺りは暗かったけれど、自分のしらない場所だということはわかった
目の前にいるお兄さんにも何か違和感を、感じた

男性「・・・俺は神戸幸典、大学生。なんかアンタ、ボケボケみたいだし、ちょっとそこのファミレスでも食べていこーぜ!俺、おごるよ、バイト代入ったばっかだし。飯食って元気になればなんとかなるだろー」

神戸・・・さん、気さくで親切なお兄さんだ
だけど・・・何だろう、ファッションはダサかった

栖「あ、はい・・・ありがとうございます・・・」
神戸「よっしゃ!んじゃいこーぜ!!」

ご飯は食べたばかりでお腹はすいていなかったけれど、喉はカラカラに乾いていた

俺は神戸さんの後をついていったのだった



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

店内は人でいっぱいだった
なんだろう・・・あきらかに、何か違う

神戸「お前、洒落た服着てんな。わけーのにすげーよ」

そんな事初めて言われた
友達はもっとセンスあるし流行を追っていたし、
俺はそういうのにはまだまだ全然疎いからだった

神戸「俺もセンスは悪くないはずなんだけどな・・・」

神戸さんは大口開けてカツ定食をたべながら器用に話す

栖「そうだ!!携帯・・・携帯どこだっけ」

俺はズボンのポケットの中に手をつっこんだ
しかし携帯はなかった

クソ・・・・充電器にさしたままだった・・・・

神戸「携帯・・・?なにそれ・・・何を携帯、してんの?」
栖「は?携帯ですよ・・・・携帯電話」
神戸「はあーー?お前なに言ってんの!電話とかどうやって持ち歩くんだよ!あんな大きいもの」
栖「・・・・・・・」

俺は・・・・・・さっきまでお父さんのアルバム見てたんだ

神戸「お前、ほんと大丈夫か?どこに住んでるん」

そう・・・お父さんの若いころの写真を、見ていたんだ

栖「え・・・相模大野ですけど・・・」
神戸「んじゃまあそう遠くはないな。電車でここまできたのか?」

1989年の、お父さんとお母さんが写っている写真を見ていたんだ

栖「ここ・・・どこですか・・・」
神戸「えっ・・・相模原だけど。知らないで来たのかよ」


もしかして
もしかして俺は・・・・・・・


いや、そんなことがあるはずが、ない・・・・・

俺は神様に祈る思いで決心して聞いて、みた

栖「あの・・・今平成何年、ですか」

神戸「おい、何言ってんの!1月に平成に変わったばっかじゃねーか。どういう生活してんの」


ーーーーーーーーーーーーー俺の目の前が一瞬グラッとなった
気を失いそうになるくらいのショックに俺は愕然となったのだった


俺は、どうすればいいんだ
この先どうすればいいんだ

明日は待ちに待ったお父さんとのテニスの打ち合いに行くんだ・・・・
ソラにもご飯あげなきゃいけないんだ

栖「俺・・・俺、どうしよう・・・家、ない・・・です」

神戸さんが食べていた手をとめて大きく目を見開いた

神戸「・・・・・・・・・」
栖「・・・・どうしよう、俺・・これからどうしよう」


そして俺はおそるおそる口に出して言った


栖「俺、未来から・・・・タイムスリップした来たみたいです」



つづく


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