どーでもいいBL小説部屋

創作BL小説を挿絵付きで書いています
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From the bottom of the dake #23(最終回)





都内の大学病院の手術室の前の廊下の椅子で俺は、三田さんと二人座っている


もう・・・・
どのくらい経っただろうか

二人とも何も言葉を発しない


俺は・・・
ただ、有理が無事でいる事だけを祈っていた

ふと

手術中と書かれたプレートの明かりが消えた

日吉「・・・・・・!!」

俺は立ちあがった

三田「・・・・・・・・」

しばらくして担当医師だろうか
ドアから出てきた

医師「えっと・・・桜井さんのご家族の方でしょうか?」

家族・・・・
そうだ、有理は兄、なんだ

日吉「はい。・・・有理は・・・!」
医師「命に別状はありません。ただ・・・・一生歩けません」
日吉「・・・・・・っ!!」
医師「半身不随ですね。車椅子生活を強いられるでしょう・・・」
日吉「・・・そんな・・・・・」
三田「有理・・・・・・」

茫然としている俺に一例をして、医師は去って行った


半身不随・・・・・
一生車椅子・・・・・

辛い事実を叩きつけられたけれど
有理が生きている


それだけでもう、俺は何もいらないんだ

前を向いて歩くしかないんだ

三田「有理が・・・・この現実をどう受け止めるか、だね・・・・。仕事も今まで通りできないだろうし・・・有理・・・・大丈夫かな・・」
日吉「・・・・・。俺が・・・・俺が一生有理を支えます。有理のためにこれから俺が頑張ってもっと働きます」
三田「相沢君・・・・・」


有理が俺を助けてくれなかったら
俺はこの世にいないんだ

今度は

俺が有理を助ける番なんだ


日吉「三田さん。俺、有理のそばにずっといます。三田さんの気持ちには答えられません。こんな俺に優しくしてもらって、好きになってもらって本当にありがとうございます」

三田「・・・・・・そっか、わかった」

そう言って三田さんは立ち上がった

三田「俺はもう、先に帰るけど・・・」
日吉「はい、タクシーで帰ります。後は大丈夫です」
三田「・・・じゃあ、おやすみ・・・」

三田さんが歩き出す

三田さん・・・・・


俺はまた椅子に座り、ずっと目を閉じていたのだった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


次の日の夜、ついに面会謝絶が解け
俺は有理の病室のドアをノックする

日吉「有理・・・入るよ」

返事はない

俺はドアを開けると、有理が無表情で窓の外を眺めていた


日吉「・・・有理が無事で、よかった。俺、それだけでもう十分だよ。俺が仕事頑張るから。有理は少しでも身体良くなることに集中して」

ガシャーーーーーーン!!

有理が近くの花瓶を思い切り振り払った

有理「もうここに来るな。俺は仕事ももう出来ない。会社も倒産だ。三田のとこへ行け」
日吉「・・・・・・」

俺は落ちた花瓶と花をかき分ける

有理「そんなんどーでもいいんだよ!!!!こんな・・・・こんな情けねー姿見られたくないんだよ!!早く俺の前から消えろ・・・!!」
日吉「・・・有理っ!!!情けなくなんかないよ!俺は・・・・俺はずっと有理のそばにいるから・・・っ。自暴自棄になる気持ちはわかるけど・・!!」
有理「うるせえ!!!お前なんかに何がわかんだよ!!!俺が・・・今までどんな思いして、ここまでのし上がったと思ってんだよ・・・!!!わかったような口聞くんじゃねえ!!!」


有理の気が動転した姿

いつもクールな有理・・・・・

日吉「・・・今日は・・・・帰るね。でもこれだけは本当に信じてほしい。俺は有理を愛してる。俺がこれから有理を支える。有理の為に生きるから」
有理「・・・・・・・・・っ」
日吉「それじゃあ・・・・ゆっくり休んで・・・」

そして俺が病室を出ようとすると


有理がポツリ、と言った


有理「お前って・・・ホント・・救えないバカだな・・・」
日吉「・・・・・・・」

有理がかすかにほほ笑んだ


有理の初めて見た笑顔だった

そして俺は


その場を後にしたのだったーーーーーーーーーーーーーーーー


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

俺が病院を出ようとすると
担当の看護婦さんが血相かえて走ってきた

看護婦「あのっ・・・あの・・・・、桜井さんが・・・桜井さんが屋上から飛び降りましたっ!!!目を離した隙に・・・こんな・・こんなっ!!」

日吉「あの・・・何、言ってるんですか・・・俺、ついさっきまで話して・・・・」
看護婦「飛び降りたんです!!自殺・・・・したんですよ!!!」


ーーーーーーーーーーー俺の手からカバンが落ちた


日吉「はは・・・そんな・・・だってさっきまで・・・有理と」
看護婦「・・・・・・・っ」
日吉「そんな・・・・俺が出るとき・・・笑って、くれたもん・・・」
看護婦「気をしっかりもってください!!・・私は病室へもどります・・・・」

看護婦の声なんて、聞こえなかった


日吉「初めて・・・・有理、笑っ・・・・・・・たんだ・・・・」

俺は立っていられなくなり
その場で尻もちを、ついた

日吉「嘘だ・・・・・嘘だ・・・そんなの嘘だあ・・・・・っ!!!!!!」

俺は

人目を気にせずその場でただ一人、叫んだのだった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


日吉「・・・・・・有理」

俺はそのままの足で、有理と出会った場所に来ていた


有理と、再会した場所


俺はふと、ズボンのポケットから携帯を取り出す
有理からもらったプレゼント・・・

ずっと電源は消したままだった
俺が電源を入れると、留守伝言が一件、入っていた

送り主は・・・・有理からだった

俺は再生ボタンを慌てて押した


有理「・・・・お前はまだ若いんだから、俺なんかの世話なんかしないで圭介と一緒になれ。圭介なら信用できる。・・・・俺のこれまでの人生、ロクなもんじゃなかったけど、養子に出される前と、お前といた時間はそう悪いもんではなかった。・・・・あの日、お前と出会ったのは・・・偶然だったんだ。だけど、すぐにお前だってわかった・・・・・・・・一目惚れ・・・・・だったんだ」

そこで伝言が切れた


日吉「・・・・・ひと・・・・め・・ぼれ・・・」


俺の目から大粒の涙が、こぼれた

滝のように流れ落ちる

とめどなく流れる


小説2挿絵23縮小



有理



俺も今から有理のそばに行くから

そしたら俺たちは永遠に一緒になれる気がするから

有理と一緒にいた4か月は幸せに満ちあふれていたから




今、会いに・・・・行くから


俺はフェンスを乗り越え

幸せな気持ちで満たされながら


飛び降りた



記憶の最後に刻まれたのは







有理のはにかんだ笑顔、だった




終わり




あるカンです


自分でキー打ってて、泣きそうになりました←

なんとか完結できました


感想などいただけると嬉しいです

救えない話、好きですね←

なんかもう、自分、ドラマの見すぎ!!ww


まあ、きっと、二人は天国で、一緒になれますよ


いや、でも自殺だから無理かな・・・

いやーーーー!!!!
とにかく完結できて感無量ですうう

有理が描けなかったのが失敗だったかな・・・


また梅酒飲むかな!!!


ははは!!!


ラストはあらすじがっつりできてたんで頑張ってさっさとアップしちゃいますた

これですっきり!!!

完全創作って大変だけど、やっぱり楽しいなってつくづく思いました


今まで読んで下さった皆様

本当に有難うございました!!(´∀`)


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コメント
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2011/10/23(日) 19:46:08 | | #[ 編集]
Re: タイトルなし
天然様

コメントありがとうございます!!
番外編は事実上無理です・・・すいません;;
日吉と有理がこの世にいないんで・・・・アハ
新連載はまだちょっと未定ですが
またお越しいただけたら嬉しいです~~!!
2011/10/23(日) 21:52:45 | URL | あるカン #-[ 編集]
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2011/12/17(土) 12:46:35 | | #[ 編集]
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