どーでもいいBL小説部屋

創作BL小説を挿絵付きで書いています
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The thought exceeding a time #5





博巳「・・・で、ウチの学校のやつじゃないよね?」
栖「うん。でもお父さ・・・・博巳と同じ中1だよ、細かい事は言えねーけど・・悪い」
博巳「ふーん・・・・、なんかワケありっぽいな。うん、これ以上きかねーから」

そう言ってお父さんはニコっと笑った


校舎裏、陽だまりに包まれながら俺たちは体育座りしながら会話している
同い年のお父さんと肩並べながら・・・・不思議な気持ちだ

グラウンドからは生徒の声が聞こえる

もっとお父さんと話したい
もっと仲良くなりたい

そう思った

家族なのに、お父さんなのに仲良くなりたい・・・
だなんてちょっとおかしいけど、もっとお父さんを知りたい、そう思った


栖「博巳・・・はさ、夢・・・とかあんの?」
博巳「えー、なんだよ、突然。・・・・んー・・・プロテニスプレイヤーになりたいんだけど、親が現実的じゃない!って言われてるなー、はは。だからそーだな~、金持ちになりたい!!社長とかカッコいいよな!ま、これも親にバカにされたけど」

プロテニスプレイヤー・・・・
お父さんの子供の頃の夢をこうして聞いてとても新鮮な気持ちになった

そして社長・・・・・

お父さんは社長としてバリバリ稼いで働いて、自分で言うのもなんだけど普通よりは裕福な家庭だと思う
お父さんは有言実行したんだ、本当にそうなったんだ・・・・

栖「お前ならきっと社長になれるよ。お金持ちになれるよ、絶対」
博巳「えーーー、ありえないよやっぱ。俺、積極的じゃないし行動力ないし絶対ないなー」
栖「俺が保障する。お前は絶対夢かなうから」
博巳「・・・・・・サンキュー。なんかお前に言われるとホントそんな気がしてきた」
栖「へへっ・・・・」


小説3挿絵5



この時間が止まればいいのに
ずっとこうやってお父さんと話してたい

もしかしたら今この瞬間が、人生で一番楽しいかもしれない
そう感じていた

博巳「あ、悪い、そろそろ戻らないと」

お父さんが立ち上がった

博巳「また、話そうな!」
栖「あのっ・・・・次いつ会える?」
博巳「今日は委員会あるから、明日の放課後ならいいよ。そうだなー3時くらいかな」
栖「んじゃ明日3時にまたここで待ってるから、俺!」
博巳「・・・・ああ!それじゃ!また明日な」

そしてまた颯爽とグラウンドへ戻っていった


また・・・・また明日もお父さんと会える
俺は心がいまにも躍りそうだった

そして俺は立ち上がり、学校を後にしたのだった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


主婦A「や~ね~、4月から消費税が導入してからもう細かいお金ふえちゃって」
主婦B「ホントよねぇ。千円で30円も取られるとかありえないわー!」
主婦C「ねえ~~~、家計簿の記入がめんどくさいったらないわよ」


アパートに戻る途中に主婦たちがそんな愚痴を言いながら井戸端会議していた

そっか・・・この年に消費税ができたのか
今なんて3%どころか5%も取られてるというのに。
そしたらまたこの人たちはまた同じような愚痴言うんだろうな
なんか、笑えた

子供の俺にはイマイチこの消費税の重さはわからないけれど。


神戸「お~い・・・・」
栖「・・・・・・!?あれ、神戸さん!?大学は」

アパートの前で神戸さんが腕を組んで立っていた

神戸「あれ、じゃねーって!今日は2限までなんだよ。出かける時はちゃんと言えって!合鍵まだ作ってねえんだから。勝手に出かけられると困るんだけど」
栖「ごめん!・・ごめんなさい!!俺、いてもたってもいられなくて」
神戸「・・・・まあ・・・次から頼むぜ。んじゃ弁当買ってきたから飯にしよーぜ」
栖「うん・・・!」

携帯があったらこういう事も一言メールして伝えておけるのに
なんて不便な時代なんだろう
携帯がない生活なんて絶対考えられない

神戸「ふ~~、腹減った」
栖「いただきまーす」

小さいテーブルを囲んで俺たちは勢いよく弁当を食べる

こうやって見ず知らずのガキの俺にご飯まで与えてくれてなんていいお兄さんなんだろう
俺、いつか恩返ししたいと本気で思ったのだった
いや、絶対いつか間接的にでもお礼をいようと誓った俺だった

神戸「なあ、お前24年後の未来から来たんだろ?日本どうなってんの?関東大震災が来る来るすっげー言われてて俺、マジ地震苦手だからそれだけでここ離れたいくらいなんだぜ、情けねーけど」
栖「あ、大丈夫っす。未だ来てないよ!ただ・・・他の地域では大きい地震いくつかあったけど・・・」
神戸「そっか・・・・あんまり聞くの怖いからこの辺でやめとくわ。天災だけはどーにもなんないしな・・・」
栖「・・・・・・」
神戸「てか24年後って事は・・・俺、45・・・・・!??うわあ・・・オヤジじゃねーか」

そっか・・・・・今若くてそこそこかっこいい神戸さんでも、
45歳ならメタボな残念なオッサンになってるかもしれないんだ

改めて、24年の年月ってすごいなと思った俺だった

神戸「俺、弁護士として立派になってるといいなあ・・・・。険しい道だけど」
栖「弁護士!すごい!!なってるといいね」
神戸「はあ・・・・てなわけで今から図書館行って勉強してくるわ」
栖「俺も一緒に行っていい!?神戸さんの邪魔は絶対しないから!」
神戸「おう、そうだな。ここじゃなんもないしつまんねーもんな、んじゃ行くか」

そして俺たちはアパートを出て図書館へ向かったのだった



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


図書館に来たのはいいけれど、普段真面目な本なんて読んだことないのでどうしていいかわからなかった
しかしじっとしていられない性格の俺は、
何か少しでも未来へ帰れるきっかけというかヒントになるものが
もしかしたらあるかもしれない、そう思ったので来たのだった


よく思いかえしてみることにした

タイムワープしたあの夜、俺はお父さんの部屋でアルバムを見ていた
そして地震がきたと思ったら、ペンダントが光りだして俺は吸い込まれたーーーーー

という事は、だ

またアルバム見て地震がきてペンダントが光ったら俺は未来に戻れるのではないか

栖「・・・・・・・」

いや、でも都合よく地震なんて来るわけないし、アルバムなんて何を見ればいいのかわからない

そして大切にしているこのペンダント
このペンダントは2年前にお父さんからもらったものだった

俺は何故だかわからないが、このペンダントが鍵になるんではないかと確信した


そんなことを頭でぐるぐる考えながら俺は椅子に座った
時計を見ると2時半を過ぎていた


ガタ

栖「・・・・ん?」
女の子「あ・・・隣・・・座っていい・・・?」
栖「・・・・・・!?」

息が止まった


目の前にいるめちゃくちゃ綺麗で可愛い女の子

それはまぎれもなく


アルバムで見た母さんそのものだったーーーーーーーーーーーーーー





つづく






こんばんは、あるカンです^^

久しぶりに間あけずにアップできました・・・(そうでもない
年内に完結めざしてちょっと頑張ってます

ニコニコ動画で1989年のCM集とかアニメ主題歌集とかをBGMにして書いてました
うーーん、やばいですね!!涙腺が。

小説のほうは、ついにお母さんが登場です

過去に戻って同い年の両親に会うなんてなんか素敵だなって思いました!


それではこの辺で^^

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コメント
この記事へのコメント
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2012/07/06(金) 09:46:52 | | #[ 編集]
Re: タイトルなし
こんばんは!!
最近更新遅くて申し訳ないです><

気に入ってくださってありがとうございました////
しばしお待ちくださいませ~
2012/07/15(日) 23:22:34 | URL | あるカン #-[ 編集]
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2012/05/26(土) 23:02:46 | まとめwoネタ速neo
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