どーでもいいBL小説部屋

創作BL小説を挿絵付きで書いています
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WHITE ANGEL #14





しばらく沈黙が続いた後、奈那子がようやく口を開いた。


奈那子「そう・・・・なんだ。それじゃあ・・・いくら私が頑張っても仕方ないわけだ・・・」

一樹「それは違う。やっぱり軽蔑しただろ?」


奈那子は大きく首を横に振った。


奈那子「してない!・・・してない・・っけど・・・・!」

一樹「もう、いいって。・・・とにかくそうだから」



小説挿絵14縮小


そしてまた沈黙が続いた。



奈那子「ホントに、好きなんだね・・・その子と会ってみたい」

一樹「やめろって。女が絡むと、たいていロクなことになんない」

奈那子「なにそれ!!!女をバカにしてる!!・・もう、いい。帰って」


奈那子はそっぽを向いた。


俺はひとつ、大きなため息をついた。


一樹「・・・・・それじゃあな、奈那子」

奈那子「・・・・・」




そうして俺は奈那子の部屋を出たのだった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


一樹「ふぅーーーーーーーー」


髪の毛も洗って身体も洗って、俺は湯船に浸かった。




今日は・・・・・・


淳に、




手で・・・・・・・・



イカされたんだよな・・・・・・・・。


思い出しただけで自分の息子がみるみる元気になっていった。


俺は頭を勢いよくぶんぶんふった。



俺、こんなスケベだったっけ・・・。

しばらく頭から離れそうもない。



ダメだ。


気づいたら手が伸びていた。

一樹「う・・・・・・っ」


そして俺は


お風呂の中で、



淳とのことを思い出しながら・・・・・


一生懸命抜いたのだった・・・・・・・・。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


お笑い番組見ようと俺がソファに腰掛けると、後ろから母さんが言葉を発した。



母「一樹、あんた、お風呂いつも早いのにえらく遅かったわね。そんなに汚れたの?今日」

一樹「!!!!・・・・ん、まあ・・そんなとこ」


まさか

母さん、わかってて聞いてるのか、これ・・・・まさかな。


母「そういえば、前遊びにきた高坂くん、病院長の息子さんなんだってね~~すごいわ~」

一樹「・・・・・だから、なんだよ」

母「とっても感じいい子だったし、育ちもいいし、一樹の友達ってタイプじゃないわね、なんか」

一樹「わるかったな・・・育ちの悪さはオヤジに言ってくれよな」

母「ううん、そんなんじゃなくって。なんか今までアンタのつれてきたお友達って、な~~んかガラ悪かったり、びみょ~~な子ばっかだったじゃない」



・・・・・・・・。

そんな風に思ってたのか、母さんは・・・・・。


一樹「でもアイツ、第一印象サイアクだったし、チャラそうだったし育ちよさそうに見えなかったぜ、俺」

淳「全然そんなことないわよ。やっぱり気品あったわよ。見かけはわざとはじけてるようにしてるだけで、すごく真面目そうな子だったわよ!!アンタ、わかってないわね」



わかってる!!!!



わかってるんだ・・・そのくらい、俺だって。


淳が実はしっかりしてて、人にすごい気を使ってて、無理して明るく振舞ってるのも・・・・・

本当は真面目で、多分、人よりもいろいろ苦労してそうなところも・・・・・



そんな淳だから・・・・好きに、なったんだ。


母「また連れてきてよ~~。もう、あんな子ならお母さん、大歓迎!」

一樹「言ってろ・・・」


そう言って俺は冷蔵庫からオレンジジュースのパックを取り出し、飲みほした。


母「あああ!!またそのまま口つけて飲んでる!!ちゃんとコップで飲みなさい!!何度言われたらわかるの、アンタって子は!!!」

一樹「あーーーーーーーーーーー、もうマジうっせー!!」




そして俺は階段を駆け上がったのだった。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



今日は久しぶりの大雨。

梅雨入りが本格的になってきた。



雨は、嫌いだ。


気分までなんか滅入るからだ。

俺の大好きな体育も、外で思いっきり出来ない。


休み時間、俺はほおづえついて、ぼけーーっと窓の外を見ていた。



博也「一樹ーーー!!なんかお前に来客」

一樹「ん・・・?」


廊下のほうを見ると、平松先輩がこっちを見てニコニコしながら手を振っていた。

一樹「えっ・・・・・」


俺は驚きつつ、平松先輩のほうへ向かった。


一樹「あれ・・・どうしたんですか?何か用ですか」

平松「うん、今度の日曜、一緒にプール行かない?安いチケットあるんだ」

一樹「えっ・・・・なんで俺・・・」

平松「君と行きたいからだよ」


お日様のような笑顔で平松先輩がサラリと言い放った。



でも・・・

行ったら、淳がなんて思うんだろう・・・・。


この場合、男と行ったら浮気になるんだろうか?

女とだったら大丈夫なんだろうか?



わからなくなってきた。

平松「9時に横浜駅、西口でどう?あとは携帯で」

一樹「えっ・・・ちょ、まってください」

平松「じゃあ、来れそうなら来て。無理なら事前に連絡して。あ、俺、今度のカルチャースクール、ちょっと行けないんだ。よろしく」

一樹「はあ・・・・・」


そして平松先輩は去っていった。


なんか・・・・けっこう強引だな・・・・。


なんか、うまく丸め込まれた気がするのは、気のせいか。



そんな事思っていたら

チャイムが鳴ったのだったーーーーーーーーーーーーーーーーーー


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


今日は淳が用事があるらしく、俺が一人で帰っていると前に斉藤が歩いていた。


一樹「おい、斉藤」


びっくりして斉藤が振り返った。

斉藤「うわ!古賀せんぱいから声かけてくるなんて、めずらしいですね~~~は~~」


相変わらずいちいちイヤミな奴だ。

一樹「んなことねーだろ」

斉藤「駅まで一緒に帰りましょう。ところで・・・淳とはどうです」

一樹「どうって・・・何が」


俺はなんとなくとぼけた。


斉藤「上手くいってるのかなって。俺の出る幕なしですかね~」

一樹「上手くいってようがいってなかろうがお前には言う必要はないし」

斉藤「うわ~~!!あいかわらずそっけないですねー!!」


なんでこう、

コイツの言い方、振舞い方すべてがムカつくんだろうか。

ここまでくると奇跡だ。


生まれ変わっても



絶対仲良くなれそうにないタイプ

だと


俺は悟ったのだった・・・・。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



そしてついに約束の日曜がきた。


朝8時。

そろそろ連絡しないと失礼だ。



そんな事考えていると、平松先輩から着信が入った。


平松「おはよう、今から出る準備するけど、大丈夫?」

一樹「あ、はい!!俺も用意して行きます」


反射的に口がそう言っていた。


別に

遊びに行くくらい、大丈夫だよな。



そして俺は身支度を済ませて、玄関のドアを開けたのだった。


そこには

梅雨入りしたとは思えない




青空が広がっていたのだったーーーーーーーーーーーーー







つづく




平松先輩がなんか動かしにくいです(苦笑
淳と学はなんか勝手に動いてくれる感じで書きやすい・・!


挿絵では初めて奈那子描きました。



あ、一樹が飲み物のパックをそのまま口つけて飲んで怒られてましたけど、
私も学生の頃よくこれで母に怒られました(笑

階段もよく駆け上がってたし
とにかくおてんばでした。


それではー

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